2015年に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は今や世界的な潮流となり、
サスティナブル(持続可能)であることが企業活動にも求められる時代となりました。
岡本機工株式会社はこのSDGsの精神に賛同し、私たちにできることとして以下の行動指針を定め、目標達成に向けて取り組みをはじめています。
ただ、これらの取り組みはSDGsが採択されてから整備したものではなく、すでに社内に存在していた事業や取り組みです。
それらの取り組みに名前が付いたことで活動を加速し、具体的な目標を達成することで持続可能な社会の実現に貢献できる企業でありたいと考えています。
エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
エネルギーは弊社だけでなく地球全体の大切な資源です。それを有効利用し、さらに環境負荷の低いものにしていくことは地球環境のサスティナビリティ(持続可能性)に直結します。
事務所など弊社内の節電や照明のLED化、空調設備の更新時には省エネモデルの導入など、効果が目に見える取り組みを推進しています。さらに社外においてもCO2排出を低減するために配送車両にハイブリッド車を導入するなどの省エネ化、配送自体の効率化などを進め、商品の運送における環境負荷を低減します。
働きがいも経済成長も
もとより家族的な社風の会社であり、社員が長く働ける環境づくりに長年取り組んできました。健全な財務体質の中で安定的な労働環境を整備し、社員の勤続年数の中央値は数十年におよびます。多くの社員は定年退職まで勤務し、個々の人生設計に資する勤務先であったとの評価を得ています。
「本業を続けていれば、会社はずっとつづくはず」というのは創業者の言葉です。自分たちの働きは社会から必要とされるものであり、その負託に応えることで会社が存続し、社員が成長できて仲間を得ることができるというのは、会社だけでなく社員の社会人としてのサスティナビリティであると考えます。
産業と技術革新の基盤をつくろう
弊社の取扱商品は、そのほとんどが社会や産業の基盤を支えるためものです。災害やパンデミックなど、メーカーからの供給が不安定になる事態になっても安定して供給できるだけの在庫を持つことでサプライチェーンを守るのは、専門商社としての社会的責務です。財務面から見ると在庫はリスク要因ですが、在庫がこれまで多くの局面でサプライチェーンを守ることにつながりました。これからもサプライチェーンを守ることで産業のサスティナビリティに貢献いたします。
つくる責任、つかう責任
ベアリングをはじめとする機械要素は長らく機構が変わることはありませんが、それらの機械要素を用いて作られる機械は着実に進化しています。省エネ性が高く環境負荷の低い最終製品のために最適な部品を提案し、調達するのも弊社の役割です。それが社会全体の省エネ化に資するため、SDGsの一環として積極的に取り組んでいることのひとつです。
また、有害物質が含有していない部品の提案、供給も重要な課題です。豊富な選択肢の中から最適な部品を提案するのに際して有害物質のない安全な選択肢を提供することで、「つくる責任」と「つかう責任」を果たしたいと考えています。