80周年記念コンテンツ80TH ANNIVERSARY

80周年に際して代表よりご挨拶GREETING

おかげさまをもちまして、2023年(令和5年)に岡本機工株式会社は創業から80周年を迎えます。1943年(昭和18年)に産声を上げ、ベアリングをはじめとする部品や工具を取り扱う専門商社として着実にその歩みを続けてまいりました。
戦中の創業に始まり、高度成長期やリーマンショックなどを経験し、その歩みは決して平坦ではありませんでしたが、今もなお多くのお客さまに支えていただき、そして機械工具の街として知られる立売堀の街に会社だけでなく私自身も育てていただいたことに深く感謝しております。

弊社が取り扱うベアリングは軍需品にて使用される場合があるため、朝鮮戦争の当時は「敵方」となる国には販売しないようにとお達しが来たこともありました。それだけ私たちが取り扱っている商品は有用なものであり、産業だけでなく多くの分野で欠かせないものであることを実感いたしました。それはベアリングだけでなく、機械要素と呼ばれる部品全てにいえることです。これらの商品は1つ欠けただけでも機械が動かなくなり、社会が止まってしまうことすらあります。

東日本大震災の直後やコロナショック後には部品の供給が滞ってしまうことで工場の生産が止まってしまう事態が起きました。そんな時にこそ専門商社はしっかりと在庫を持ち、サプライチェーンを途切れさせない使命があると考えます。この取り組みは功を奏し、お客さまの生産を止めることなく部品を安定供給できたことは、今の信頼にもつながっていると感じております。
社会の基盤を支える1つ1つの商品を大切に取り扱い、1つ1つを必要なところへ。これからも岡本機工は私たちの使命を実直に果たし、信頼と期待にお応えしてまいります。

代表取締役岡本 篤史

岡本機工80年の歩みHISTORY

本社社屋(昭和50年頃)

部課長会議(昭和50年頃)

取扱製品(昭和50年頃)

昭和18年11月

岡本機工株式会社 設立(大阪府大阪市中央区)
(代表取締役 岡本 豊)
伝導装置用品販売卸およびFOKスラストベアリング製作販売

昭和33年11月

現在地に移転(4階建、延660㎡)

昭和39年5月

資本金500万円に増資

昭和43年2月

資本金750万円に増資

昭和44年2月

資本金1,000万円に増資

昭和47年2月

隣接地に倉庫増築(220㎡)

昭和48年2月

資本金1,250万円に増資

昭和50年3月

資本金2,000万円に増資

昭和55年2月

岡本 貞雄が代表取締役に就任

昭和57年12月

高松営業所 開設

昭和59年10月

本社裏に新館増築(150㎡)

平成5年4月

新本社ビル 竣工
鉄骨造7階建 延面積1,273㎡ 立体駐車場20台収容

平成29年2月

岡本 篤史が代表取締役に就任

令和4年2月

SDGsの達成に向けた行動指針を策定

岡本機工のこれからIN THE FUTURE

ドラマ「どてらい男」にも登場し、金物の街として知られる立売堀には、弊社と同様に機械部品や金属部品などを取り扱う会社が多く所在しています。弊社はこの街で育ち、この街の多くの皆さまと協力し合いながら成長することができました。ニーズが多様化し、さらに「ジャスト・イン・タイム」と求められる現代のサプライチェーンに対応するには弊社だけでなく、街全体で取り組むことが適切であり、その強みを発揮してくることができたと思います。
そんな今、企業も社会の一員として社会的責任を果たすことが求められています。それがSDGsという世界的な潮流となって提唱されるご時世です。弊社もこの精神に賛同し、具体的な取り組みを検討いたしました。
すると、すでに弊社内に存在する仕組みや取り組みの中にSDGsが定める目標と合致する点が多いことが外部からの評価で分かりました。サプライチェーンを守ることで産業と技術革新の基盤を支え(SDGsの9番)、長く働ける環境づくりで社員満足を高めること(SDGsの8番)などは、既存の仕組みに改めて名前が付いたという感覚です。それなら具体的に目標を設定し、取り組むことで企業価値を高め、社員が誇りを持てる会社にしたいとの思いを新たにいたしました。

ここ立売堀には、弊社と同様に社歴の長い会社が多数あります。弊社と同様に持続可能な仕組みを有しているからこそ存続している会社ばかりだと思います。弊社がこうした取り組みを行うことによって情報を共有し、立売堀の街全体が価値を高めていくことのお役に立てればと考えています。
これからも弊社の役割や取り組みが変わることはありませんが、SDGsの時代においても必要とされる会社であり続けられるよう、目標に向かって邁進いたします。